あるところに、ルナという小さな女の子が住んでいました。
ルナはくるくるした髪と大きな瞳を持ち、毎晩星を眺めては「遠くのお話、聞きたいな」と夢を見ていました。
あるところに、ルナという小さな女の子が住んでいました。
ルナはくるくるした髪と大きな瞳を持ち、毎晩星を眺めては「遠くのお話、聞きたいな」と夢を見ていました。

ある朝、森の奥からキラキラ光る羽根がふわりと飛んできました。
ルナがそれをそっと拾うと、不思議な声が聞こえました。
「その羽根、ドラゴンのものじゃ。持ち主を探しておくれ」

ルナはびっくり。
でも、ちょっぴりワクワクして、家に戻り、
ポシェットにおやつを詰めて、森の奥へと歩き出しました。

森を進むうちに、しゃべるリスのポコとキツネのピコに出会います。

ポコはルナに言いました。「ドラゴンなら、光る谷にいるよ。
でも、心の優しい者しか会えないんだ」
ルナは「だいじょうぶ。私はちゃんと羽根を返したいだけなの」と言います。
「じゃあぼくが光る谷へ案内するよ」
ルナはポコといっしょに光る谷をめざします。

谷に着くと、大きなドラゴンが空から降りてきました。
でもそのドラゴンは、思っていたよりもずっとやさしい目をしていました。
「ぼくの羽根…見つけてくれたのかい?」

ルナはうなずいて羽根を差し出すとドラゴンがにっこり笑いました。
すると羽がふわっと舞い上がり、ドラゴンの背中の羽根に吸い込まれていきました。

「ありがとう。君はとても勇敢だ。お礼に、空を飛ぶ旅へ連れていってあげよう」
ルナはドラゴンの背中に乗り、雲の上を飛びました。
そこには、空のお城や虹の池、星の魚が泳ぐ場所まで…!

そして帰り道、ドラゴンは言いました。
「またいつでも、ぼくを呼んでね。友だちだもの」
ルナとポコは谷へ帰っていくドラゴンを静かに見送りました。

ルナは家に戻ると、そっと羽根の絵を日記に描いて、
その夜は夢の中でまた空を飛びました。
